本機の販売は遡ると2000年代前半まで古くからあり、修理依頼は10年以上前から使用されているケースがほとんどです。医療機器としては耐用期限を過ぎた状態で、交換部品なども十分にストックされておりません。
年代により形状が異なりますので、まずはお持ちのレボックスがどのタイプであるかを確認してください。
また、本体背面に貼付された機器番号を確認してください。機種により記載箇所は異なりますが「S/N」「機器番号」のように記載されています。
修理依頼は「電源入らない」というご相談が大変多いのですが、弊社は修理業として受け付けますので、明確な故障依頼が必要です。
すでに耐用期限を大幅に超過し、医療機器としては正式サポートはできない年代の品に関しては「ぜひ使い続けたい」というユーザ様向けに特別の修理を提供させていただいておりますので、単に「動かない」というだけでなく、使用頻度やどんな治療にどのような設定で使用してきたのかを細かくご報告いただく事で効果的な修理が可能となります。代理店経由の依頼の場合もこの点くれぐれも遵守していただき、情報収集に努めてください。
例えば「電源が入らない」という症状についても、いくつかのトラブルケースが考えられます。
本器は電池が大変長寿命ですので、電池の交換が見過ごされやすいです。また、電池ボックスがねじ止めされているため、バッテリを入れたまま長期間放置した事により、電池の液漏れで基板が破損する事なども良くあります。
また、長期の使用でボタン(メンブレン)が劣化し、ボタンが効かない/ボタンが勝手に押される/ボタンが押しっぱなしになる、という症状が現れやすいようです。これらは一見して基板破損のようなデタラメな状態に見えますが、ボタン交換により回復する事が多いです。ただし、旧機種の場合はメンブレンのストックに限りがあります。
本器の電極コードは汎用品です。単芯のバナナプラグなどと呼ばれる端子で、通販などで購入できますので、接触不良などがある際には交換してください。
弊社で提供している動作点検手順を掲示しますので、未読の方はダウンロードしてご確認ください
以上ご確認の上、販売時の代理店に修理をご依頼ください。