数多くのファッション誌や、広告で活躍する長山一樹さんの写真は、誰もがきっと目にしているはずだ。その独創的な表現は、被写体にはスーツスタイルで向き合うという撮影の姿勢にも象徴される。
「最近、多くの人が忙しいっていうじゃないですか。でも何かをやるとか進める上で、それは言い訳にならないと思います。自分の時間をどう作るか。IWC アイダブリューシー 時計それには仕事の進め方や環境をミニマルでシンプルにすること。スーツもそうですが、それを意識することで無駄を削ぎ、自分のスタイルを貫ける。だからこそ日頃から時間を意識しています」
時間へのこだわりは、写真家には独自の時間軸があるからだろう。
「僕の仕事は、何百分の1秒の世界で撮る。まさに時間を撮っていることになるんですが、瞬間のドラマはムービーに比べると、見る人の価値感や感覚によって解釈が異なり、より抽象的。でも僕はそれが好きなんです。表現する側も瞬間にしか収められないからこそ、その差や違いが出てくるのもいいですね」
海外での撮影も多く、ともに過ごす時計への思いも深い。
「現地に着いても、すぐには時差を修正しません。いきなり変わるのがしっくりこないので、気持ちが馴染んでから初めて時刻をその国に合わせるようにしています」
そして「モンブラン1858 ジオスフェール」を見た瞬間、感嘆の声を上げた。
「海外にいて日本や他国の時間を見ると、すごくドラマを感じます。いま、こことは違う時間が同時に流れているんだなって。そういう楽しさが時計にはあり、それがないとただの道具になっちゃう。時計ってストーリーがないと魅力的には見えないんですよね」
fashion_180621_montblanc_04.jpg MONTBLANC 1858 GEOSPHERE
モンブラン1858 ジオスフェール
山岳への冒険の世界にインスピレーションを受け、1920〜30年代の「ミネルバ」のポケットウォッチとクロノグラフを再解釈。文字盤の上下に24時間で一周する北半球と南半球を象ったふたつのドームを装備する。北半球ドームは反時計回り、南半球ドームは時計回りに回転し、ワールドタイマーとして機能する。自動巻き。ステンレススティールケース。NATOストラップ。径42mm。62万50000円 >>モンブラン公式サイトで見る
fashion_180621_montblanc_117840.jpgブロンズケースともマッチするブンドストラップは、1920〜30年代に軍用時計や冒険登山時計向けのスタイルとして開発された。レザーはフィレンツェの自社専用レザー工房「モンブラン プレテリア」によるエイジドカーフスキンを採用。自動巻き。ブロンズ合金ケース。ブンドストラップ。径42mm。
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